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開発者紹介、各製品の紹介

AIについては、現在幅広い産業分野での応用が研究されています。
その中の一つとして、NTT東日本がAIのベンチャー企業であるアースアイズと業務提携して開発をしている「AIガードマン」というものがあります。

「AIガードマン」とは、AIを搭載したカメラをあらかじめ複数の場所に設置しておくことにより、万引きが疑われる行動があったときに自動的に検知をし、それを店員に連絡するというしくみです。
開発をしているアースアイズ株式会社はもともとセンシング機能を搭載したAIシステムを専門に扱ってきた企業であり、防犯の他にも介護施設での見守りにも使用できるAIカメラの開発を手がけています。
そこでNTTの東日本のネットワークと提携することにより、より多くの産業で使用できる技術を開発しているのです。

アースアイズの技術の特徴は、これまで広く使用されてきた「カメラ」という視覚的な監視だけでなく、人間の五感全てをセンシングできるようにしているところです。

実際の例としては、音を感知することによりその物体の種類と方向を判別したり、ニオイを感知することによりアルコールやタバコの存在を連絡するというものです。
こうした技術は主に小売業界や介護業界で使用頻度の高いものですが、今後はセキュリティ業界や医療関連の業界にも使用できるようにしていくとしています。

AIガードマンのサービス内容とメリット

これまでも監視カメラは世間的に数多く設置されており、特に珍しいと感じる技術ではありませんでした。
しかしそうしたカメラセンサーにAIを搭載したことにより、より高度なレベルで判別が可能になったというところに、この技術のメリットがあります。

例えば従来の監視カメラでは、カメラの役割はそこに映っているものの記録のみだったので、今回の技術のように万引き行為があるかどうかについては、それを見る人の目によって行わなくてはいけないことでした。
そのため疑わしい行為があってもその場で確認をすることができず、それが冤罪や取り逃がしといったエラーを作り出す元になっています。

そこでAIを搭載することにより、万引きが疑われる行為であるかどうかを、事前に人の目よりも厳しく感知することができるようになったのです。
疑わしい人が店内にいると、その人を監視するためにスタッフが数人チェックに回らなくてはならないので、そのため通常業務が手薄になってしまうということもありました。
これをAIに任せることにより、人の行う仕事を阻害することがなくなるでしょう。

介護業界においても同様で、監視カメラで常に人に見張られているということがなく、それでいて安全性をチェックしてもらうことができるという利便性があります。