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ヘッドホン

チェコのハンドメイド電子楽器メーカーが開発

「softPop」は手軽に使えるアナログモジュレーターです。
開発をしたのはチェコのハンドメイド電子楽器メーカーである「Bastl Instruments」で、見た目もかわいい「SoftPop」は発表以来世界中から大きな注目を受けています。

「SoftPop」の前身機種として「bitRanger」という機器もあり、こちらも同じように小型で持ち歩きに便利な機体から本格的なサウンドをつくることが可能です。

「SoftPop」および「bitRanger」では、機器についているツマミ部分を上下させることにより、サイゲデリックな音質を手軽に作れるようになっています。

本体にはスピーカーがあらかじめ付属していることから本体のみでも十分に使用をすることができ、リズムマシンとしても音源を他の曲にサンプリングするにしてもとても便利です。

今回新たに販売された「SoftPop」では、6つのフェーダー(つまみ)がついているので、それを上下にコントロールすることにより全く違った音を作り出すことができます。

デジタルでの音楽開発が主流になっている現在の音楽シーンにおいて、「SoftPop」のようなアナログ式の機材は非常に珍しく、逆に新鮮な印象を与えてくれます。

外部の機器と接続することでさらに表現が広がる

「SoftPop」は単体でも十分に使用をすることができますが、外部の機器と接続をすることによりさらに便利になります。

本体には音を変化させる6つのフェーダーの他に25のパッチポイントがあり、そこにスイッチやスピーカーを組み合わせることで無限に表現が変化していくのです。

リズムマシンやキーボードと接続をすることでクラブミュージックを完成させることもできますし、それまでの音源とは全く違った異世界の音を作り出すことも可能になるでしょう。

前身機種の「bitRanger」と接続をすることもでき、エフェクトを二重にかけることでより重厚な音楽を製造していけます。

多機能で便利な「SoftPop」ですが、本体価格は309ユーロ(日本円で約4万円)程度となっており、コストパフォマンス的にもかなりのインパクトがあります。

販売は2017年8月から順次出荷となっており、既に相当数の予約が受け付けられています。
なお別売りで持ち歩きに便利な木製の取っ手も購入が可能となっており、女性ミュージシャンからも高い評価を受けているようです。

実際にどういった音声を作ることができるかは公式サイトから動画が公開されているので、そちらからどのくらいの幅の音を取り扱うことができるかを体感してみることをおすすめします。