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ガラス張りのビル

新卒時に備えておきたいITの知識

インターネットが一般で使用されるようになって、既に20年以上が経過しています。
しかし爆発的にインターネットやブロードバンドが普及した時期には一家に一台備わっていたパソコンですが、便利なスマートフォンやタブレットが登場したことにより、パソコンに不慣れな若い世代が登場しています。

そのため業務に必要となるパソコンを、新卒として就職をして初めて使用する人も多くなっています。

パソコンを業務に使用する場合、タイピングやマウスクリックといった操作の方法だけでなく、Microsoft Officeといったアプリケーションの使用、さらにネットワークの基本的知識の習得が必要です。

基本的なITスキルがないまま業務にパソコンやインターネットを使用してしまうと、ランサムウェアなど危険なウイルスソフトを呼び込んでしまう危険があります。

個人用のパソコンであってもウイルスやハッキングにあったときには大きな被害を受けてしまいますが、それが業務用の企業のパソコンとなると、さらにその被害は甚大なものになってしまいます。

ですので新卒で入社してきた新人は、ITを業務で取り扱うという責任の重さを知るため、Webリテラシー研修を受けることが推奨されます。

ビジネスの基本を身につけることができる研修

新卒向けの研修は、日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)やリクルートマネージメントスクール、ANAビジネス研修プログラムといったところで実施されています。
または、自社内で研修のプログラムが既に定められているところも多いでしょう。

ビジネス研修プログラムとしてパッケージになっているサービスでは、ITリテラシーの他に基本的なビジネスマナーや業務の効率化などを学んでいきます。

研修についてはさまざまな意見があるところですが、これから新卒として採用する人に対して行う場合、目標を明確化することができる研修が望ましいと言えます。

というのも昔ながらの新人研修の場合、社会人となることについて精神論が多く、体育会系の運動や飛び込み営業のような精神面を鍛えることを目的としていることが多いからです。

現在の学生や若い世代の人たちは生まれたときからIT機器のある世代ということもあり、非常に合理的に物事を考えます。

社会人として曖昧な判断や精神論が必要になる場面ももちろんありますが、新人研修においてはそうした「高度」な内容よりも、よりわかりやすい正解のあることから教えていく方が長い目で見た時には効果的です。

講師を外部から依頼する場合には、ロジカルシンキングや問題解決の手法など、現実的に役立つことを理論だって教えることができる人を選ぶ方がよいでしょう。