かつてのセガの名作がそのまま現代に蘇る
ファミコンからアーケードゲーム全盛期時代を知っている人にとっては、SEGAは他のゲームメーカーとは別格の存在です。
SEGAといえば「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をメインタイトルとし、他にも「ぷよぷよ」や「バーチャファイター」などゲームの歴史を作ったタイトルを数多く製作してきました。
しかし時代が変わり家庭用筐体ゲーム機として発売した「セガサターン」の不振や、ゲームセンター業界の衰退により、次第にそうした有名タイトルも姿を消していくことになりました。
そうした過去の名作レトロゲームを当時の形のまま復活させようというのが、スマホ向けアプリとしてリリースされる「SEGA Forever」です。
「SEGA Forever」プロジェクトはゲームそのものは当時のものを移植するとともに、スマホアプリの特性を活かして通信対戦ができるようにしていたり、Bluetooth接続のコントローラーを使用できるようにしたりといった新たな機能が盛り込まれています。
アプリは2017年時点では海外配信が先行しており日本ではリリースの予定はありませんが、海外版としてDLすることは可能です。
タイトルは人気の5種類より
「SEGA Forever」でプレイできるのは人気の高い5タイトルとなっています。
具体的には「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ファンタシースターⅡ還らざる時の終わりに」「獣王記」「カメレオンキッド」「コミックスゾーン」の5つです。
これらは個別のアプリとして配信されているので、好きなものを選んでスマホでプレイが可能です。
基本無料で使用をすることができますが、広告のない有料版も1.99ドル(約220円)から選択することができます。
先行配信は上記の5タイトルですが、今後順次タイトルは追加される予定なので、過去のどの名作が登場するか楽しみが増えます。
なぜ英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語といったように多種の言語に対応している「SEGA Forever 」が日本のみ未対応なのかというと、アプリ配信をしている「セガ・オブ・アメリカ」および「セガヨーロッパ」は日本とは全く違った会社運営をしているからです。
非常に残念なことですが、「SEGA Forever」というアプリを開発したのは海外のデベロッパーであるということから、日本語版がリリースされるかどうかは全くわからないのが実情です。
スマートフォン向けアプリ対応ということで、日本ではかなり導入開発が遅れているという事情が伺えます。
セガファンとしては、今後は粘り強くSEGAに要望を出し続けていくしかありません。