ARを使って本格的なダンスを練習するアプリ
ダンスの練習をするときには、実際に踊っている人に見本を見せてもらうのが一番わかりやすく効果的です。
ダンス教室やレッスンで先生について教えてもらえればよいのですが、自宅で予習復習する場合や事情があってレッスンに何度も行くことができない人の場合にはそういうわけにもいきません。
そこでよりダンスのスキルを高めたいという人に非常におすすめになるのが「Dance Reality」というアプリです。
参考サイトはこちら→ARKitを使ったダンスレッスン用ARアプリ『Dance Reality』
「Dance Reality」は今話題の「ARKit」の技術に対応したダンスアプリで、2017年秋から本格リリースされるiOS11ではデフォルトでアプリ利用をすることができます。
今後多数のアプリで応用されていくことが予想される「ARKit」ですが、そのさきがけとして効果的なアプリ導入をしたのが「Dance Reality」となっています。
「Dance Reality」は従来までのデモンストレーションとしてのダンス披露ではなく、レッスンのために機能を特化させているところに大きな特徴があります。
というのも「Dance Reality」を開発したのは実際にサルサダンサーでもある2人のプログラマーであるからで、これからダンスを学ぶ人にとってはどういった練習法が望ましいかということを実体験から提案しています。
ARを使用することでどこに違いがあるか
まず「AR」について簡単に説明をすると、「VR」と同じ仮想空間を用いた技術のことです。
ARは「拡張現実」と言われており、実際に存在している現実世界の中の一部に、仮想の物体を表現するというところに大きな特徴があります。
VRはフルCG空間でのゲームのように現実とは全く異なる仮想空間を表現するものなので、ARの方がより現実生活に密着したサービスを展開しやすいということになります。
「ARKit」とはiOS11に搭載されるARプラットフォームのことで、これによりApple製品のアプリ開発に手軽にAR技術を導入可能です。
「Dance Reality」を立ち上げてみると、カメラレンズを通して自分や相手の足元を映すことができるようになっています。
画面には足元の位置に合わせてダンスのステップが表示されていくので、その画像を足で追っていくことにより、正しいダンスステップを覚えられる訳です。
このアプリでは学習ができるのはダンスステップのみなので、ダンス全体のレッスンというわけにはいきませんが、複雑なステップが必要なサルサのようなダンスでは非常に効果があります。